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BPOの意見書をどう伝えるか?

放送倫理検証委員会(BPO)が
「NHK総合テレビ『クローズアップ現代』"出家詐欺"報道に関する意見」
というのを公表しました。
これについて11月7日付の新聞各紙が伝えていますが、
その扱いは各紙で結構違います。

今回は、読売・朝日・毎日・産経・日経・東京の6紙でこのニュースがどう伝えられたか?を比較してみました。
(コンビニで普段購読してないものも購入。。)

その前にまずはBPOの意見を読んでみました。

この委員会決定の意見は28ページ。
構成は
・「はじめに」が1ページ
・対象とした番組の内容紹介が4ページ
・経緯が11ページ
・委員会の検証と分析が6ページ

そして
①「委員会の判断」という項目で、この放送には『重大な倫理違反があった』という判断を2ページにわたって説明
さらに
②「終わりに」という4ページの項目のうち3ページにわたって、
 ・総務大臣がNHKを厳重注意したのは『放送法が保障する「自律」を侵害する行為そのもの』で『極めて遺憾』
 ・自民党情報通信戦略調査会がNHKの経営幹部を呼び、番組について非公開の場で説明させたりした点についても『放送の自由とこれを支える自律に対する政権党による圧力そのものであるから、厳しく非難されるべきである』
と批判しています。

そして
『当委員会は、この機会に、政府およびその関係者に対し、放送の自由と自律を守りつつ放送番組の適正を図るために、番組内容に関しては国や政治家が干渉するのではなく、放送事業者の自己規律やBPOを通じた自主的な検証に委ねる本来の姿に立ち戻るよう強く求めるものである。』
としています。

さてさて、この①のNHK批判と②の政府批判、どちらに報じる主眼を置くかが大きく分かれた所です。

見出しでの比較だけだと抽象的なので、とりあえず文字数でも比べてみました。
見出しを除く文字数をカウントし②を扱っている部分の割合を出してます。

結論から言うと、
読売はほぼ無視
産経はある程度触れてますが、『もっとも、BPOは放送局自身が設置した第三者機関で、放送局の「監督機関」ではない。このため自民党内からは「お手盛りではないか」などと、BPOの実行力を疑問視する声もある。』なんて言っちゃってたりして。
日経はそもそもの扱いが小さい。
見出しの重点をどちらに置くか?ではこの辺りが境目です。
後は毎日東京とだんだん扱う割合が大きくなってます。
特に今回は朝日がこのポイントへ大注目していることが分かります。
まぁ、ある意味いつものパターン。。。
政権寄りの読売、産経
なんだか微妙な日経
そして毎日、朝日、東京
私は後者を応援しますね。

それでは割合の小さかった所から始まり〜

 読売新聞 14版
208文字 / 3696文字 (約6%)
内訳は。。
<1面トップ>
主見出し:BPO「重大な倫理違反」
袖見出し:NHK演出「事実を歪曲」
前文:0 / 189
記事:103 / 828
※「BPOが指摘した問題点」として列挙されている項目に②の項目なし
<3(総合)面>
主見出し:報道の許容範囲逸脱
袖見出し:「隠し撮り」を演出
前文:0 / 124
記事:0 / 418
 撮影対象と打ち上げ 0 / 596
 「やらせ」定義に疑問 0 / 499
 服部孝章・立教大名誉教授(メディア法)の話「捏造と言うべきだ」 0 / 169
<38(社会)面>
主見出し:NHK再検証予定無し
袖見出し:クローズアップ現代 「やらせ」言及せず
記事:105 / 873
※「BPO検証委 意見の要旨」というまとめにも②の項目なし

 産経新聞 15版
552文字 / 1716文字 (約32%)
内訳は。。
<1面トップ>
主見出し:クロ現「やらせ」「NHK重大な倫理違反」
袖見出し:BPO 異例の政府批判も
前文:78 / 179
記事:202 / 617
※「BPO意見の骨子」として②の項目も含めて紹介
<22(社会)面>
主見出し:NHKの「やらせ」定義疑問
袖見出し:「クロ現」問題「不当に軽く評価」
記事:272 / 835
 水島宏明・法政大学社会学部教授の話 0 / 85

 日経新聞 14版
341文字 / 951文字 (約36%)
内訳は。。
<42(社会)面>
主見出し:「重大な倫理違反」
袖見出し:NHK「クロ現」やらせ疑惑
記事:0 / 610
 政府と自民党の「介入」強く非難 341 / 341

 毎日新聞 14版
1145文字 / 2413文字 (約47%)
内訳は。。
<1面トップ>
主見出し:BPO政府の介入批判
袖見出し:NHKやらせ問題 異例の意見書
前文:114 / 230
記事:放送倫理違反を指摘 456 / 803
 音好宏・上智大教授(メディア論)の話「第三者の立場示した」 173 / 173
<31(社会)面>
主見出し:BPO意見書 視聴者と認識のずれ
袖見出し:NHK番組 事実歪曲を批判
記事:198 / 720
 服部考章・立教大名誉教授(メディア法)の話「対応時期逸した」102 / 144
 解説「取材活動萎縮するな」102 / 343
※「BPO意見書の骨子」として②の項目も含めて紹介

 東京新聞 電子版
1608文字 / 2435文字 (約66%)
内訳は。。
<1面トップ>
主見出し:「NHKに自民圧力」
袖見出し:放送倫理機構 番組介入を批判
前文:116 / 213
記事:140 / 551
<29(社会)面>
主見出し:権力介入「許されぬ」
袖見出し:「クロ現」問題 放送倫理機構が会見
前文:99 / 182
記事:440 / 440
 NHK手法も批判「重大な倫理違反」:0 / 236
 解説 「自由」維持へ危機感 499 / 499
 「必要な対応した」総務相が談話 118 / 118
 篠田博之・月刊「創」編集長の話「政権の意思感じる」 196 / 196

 朝日新聞 14版
1859文字 / 2555文字 (約73%)
内訳は。。
<1面トップ>
主見出し:自民の聴取「圧力」と批判
袖見出し:BPO、NHK過剰演出「重大な倫理違反」
前文:80 / 189
記事:401 / 777
※「検証委が指摘した主な問題点」として②の項目も含めて紹介
<38(社会)面>
主見出し:「番組介入許されない」
袖見出し:BPO政権に強い姿勢
前文:169 / 169
記事:自民の反発は必至 932 / 932
 実態と違う放送内容「落胆」 0 / 211
 大石裕・慶応大教授(ジャーナリズム論)の話 「政府に重い指摘」 277 / 277
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