茶色の朝を迎えないために〜blog版

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全国戦没者追悼式の歴代首相式辞

8月15日 全国戦没者追悼式があり首相が式辞を述べました。
本BLOGでは広島原爆の日のあいさつで憲法の扱いの違いを指摘しました。

さて、同様に歴代首相の8月15日式辞でのアジアに関連する部分を抜き出してみます。
合わせて、最後に必ずある「誓い」の部分も引用します。
上側がアジアに関する部分(青字)、下側が誓いです。
"コピペされていない"部分こそ注意すべきなのではないかと思います。
情報ソースは全て首相官邸HPです。


1996年 橋本首相
あの戦いは、多くの国々、とりわけアジアの諸国民に対しても多くの苦しみと悲しみを与えました。私は、この事実を謙虚に受けとめて、深い反省とともに、謹んで哀悼の意を表したいと思います。
ーー
本日この式典にあたり、先の大戦から学びとった多くの教訓を改めて深く心に刻み、国際社会において重要な地位を占める一員として、世界の恒久平和の確立と、心豊かに平和に暮らせる社会の実現のため、全力を尽くすことを、ここに改めて誓うものであります。

1997年 橋本首相
あの戦いは、我が国のみならず多くの国々、とりわけアジア近隣諸国に対しても多くの苦しみと悲しみを与えました。私は、この事実を謙虚に受けとめ、深い反省とともに、謹んで哀悼の意を表するものであります。
ーー
本日この式典に当たり、先の大戦から学びとった多くの教訓を改めて深く心に刻み、国際社会において重要な地位を占める一員として、世界の恒久平和の確立と、心豊かに平和に暮らせるより良い社会の実現のため、全力を尽くすことを、ここに改めて誓うものであります。

1998年 小渕首相
あの戦いは、我が国のみならず多くの国々、とりわけアジアの近隣諸国に対しても多くの苦しみと悲しみを与えることとなりました。私は、このことを謙虚に受けとめ、深い反省とともに、ここに謹んで哀悼の意を表したいと思います。
ーー
本日のこの式典に当たり、先の大戦から学びとった多くの教訓を改めて深く心に刻み、国際社会において重要な地位を占める一員として、世界の恒久平和の確立と、心豊かに平和に暮らせるより良い社会の実現のため全力を尽くすことを、ここに改めてお誓いするものであります。

1999年 小渕首相
あの戦いは、我が国のみならず多くの国々、とりわけアジアの近隣諸国に対しても多くの苦しみと悲しみを与えました。私は、この事実を謙虚に受けとめ、深い反省とともに、ここに謹んで哀悼の意を表したいと思います。
ーー
本日この式典に当たり、先の大戦から学びとった多くの教訓を改めて深く心に刻み、国際社会において重要な地位を占める一員として、世界の恒久平和の確立と、心豊かに暮らせるより良い社会の実現のため全力を尽くすことを、ここに改めてお誓いする次第であります。

2000年 森首相
あの戦いは、我が国のみならず多くの国々、とりわけアジアの近隣諸国に対しても多くの苦しみと悲しみを与えました。私は、このことを謙虚に受け止め、深い反省とともに、謹んで哀悼の意を表したいと思います。
ーー
二十世紀の終わりという大きな節目の年に行われるこの式典に当たり、私は、先の大戦から学びとった多くの教訓を改めて深く心に刻み、来るべき二十一世紀に向けて世界の平和と繁栄により一層貢献していくとともに、心豊かに暮らせるより良い社会の実現に向け、全力を尽くしていくことを改めてお誓い申し上げます。

2001年 小泉首相
先の大戦において、我が国は、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。国民を代表して、ここに改めて深い反省の意を表するとともに、犠牲となられた方々に謹んで哀悼の念を捧げます。
ーー
二十一世紀の初めの年に行われるこの式典に当たり、私は、先の大戦から学び取った多くの教訓を改めて心に深く刻み、世界の恒久平和の確立と、希望に満ちあふれ、心豊かに暮らせる社会の実現のため、全力を尽くしてまいりますことを、ここに改めてお誓いする次第であります。

2002年 小泉首相
先の大戦において、我が国は、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。国民を代表して、ここに深い反省の念を新たにし、犠牲となった方々に謹んで哀悼の意を表します。
ーー
私は、不戦の誓いを堅持するとともに、我が国が、近隣諸国との友好関係を一層発展させ、国際社会の一員として、世界の恒久平和を確立して、人々が心豊かに暮らせる社会を実現するため全力を尽くします。

2003年 小泉首相
先の大戦において、我が国は、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。国民を代表して、ここに深い反省の念を新たにし、犠牲となった方々に謹んで哀悼の意を表します。
ーー
私は、過去を謙虚に振り返り、二度と戦争を起こしてはならないという不戦の誓いを堅持するとともに、我が国が、世界各国との友好関係を一層発展させ、国際社会の一員として、世界の恒久平和の確立に積極的に貢献するよう全力を尽くしてまいります。

2004年 小泉首相
先の大戦において、我が国は、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。国民を代表して、深い反省とともに、犠牲となった方々に謹んで哀悼の意を表します。
ーー
私は、過去を謙虚に振り返り、悲惨な戦争の教訓を風化させることなく、不戦の誓いを堅持し、平和国家日本の建設をすすめてまいります。我が国は、世界各国との友好関係を一層発展させ、国際社会の一員として、世界の恒久平和の確立に積極的に貢献してまいります。平和を大切にする国家として、世界から一層高い信頼を得られるよう、全力を尽くしてまいります。

2005年 小泉首相
先の大戦において我が国は、多くの国々、とりわけアジアの諸国民に対しても、多大の損害と苦痛を与えました。内外の戦没者及び犠牲者の御冥福を心よりお祈り申し上げます。
ーー
戦後60年の節目にあたる本日、内閣総理大臣談話において、改めて過去の戦争への反省を示すとともに、戦後60年の歩みを踏まえ、二度と戦火を交えることなく世界の平和と繁栄に貢献していく決意を明らかにしました。各国との友好関係を一層発展させ、平和を大切にする国家として、世界から一層高い信頼を得られるよう、全力を尽くしてまいります。

2006年 小泉首相
我が国は、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。国民を代表して、深い反省とともに、犠牲となった方々に謹んで哀悼の意を表します
ーー
本日、ここに、我が国は、戦争の反省を踏まえ、不戦の誓いを堅持し、平和国家日本の建設を進め、国際社会の一員として、世界の恒久平和の確立に積極的に貢献していくことを誓います。平和を大切にする国家として、世界から信頼されるよう、全力を尽くしてまいります。

2007年 安倍首相
我が国は、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。国民を代表して、深い反省とともに、犠牲となった方々に謹んで哀悼の意を表します。
ーー
本日、ここに、我が国は、戦争の反省を踏まえ、不戦の誓いを堅持し、世界各国との友好関係を一層発展させ、国際社会の先頭に立ち、世界の恒久平和の確立に積極的に貢献していくことを誓います。国際平和を誠実に希求する国家として、世界から一層高い信頼を得られるよう、全力を尽くしてまいります。

2008年 福田首相
我が国は、多くの国々、とりわけアジアの諸国の人々に多大の損害と苦痛を与えました。私は、国民を代表して、ここに深い反省とともに、犠牲となられたすべての方々に対し、謹んで哀悼の意を表します。
ーー
終戦から六十三年を経た本日、私たちは、いま一度不戦の誓いを新たにし、平和協力国家として、国際社会の先頭に立ち、世界の恒久平和の確立に向けて、積極的に活動していくことを誓います。

2009年 麻生首相
我が国は、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えております。国民を代表して、深い反省とともに、犠牲となられた方々に、謹んで哀悼の意を表します。
ーー
本日、ここに、我が国は、不戦の誓いを新たにし、世界の恒久平和の確立に向けて、積極的に貢献していくことを誓います。国際平和を誠実に希求する国家として、世界から一層高い信頼を得られるよう、全力を尽くしてまいります。

2010年 管首相
先の大戦では、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対し、多大の損害と苦痛を与えました。深く反省するとともに、犠牲となられた方々とそのご遺族に対し、謹んで哀悼の意を表します。
ーー
本日この式典に当たり、不戦の誓いを新たにし、戦争の惨禍を繰り返すことのないよう、世界の恒久平和の確立に全力を尽くすことを改めて誓います。

2011年 管首相
先の大戦では、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に多大な損害と苦痛を与えました。深く反省するとともに、犠牲になられた方々とそのご遺族に対し、謹んで哀悼の意を表します。
ーー
本日、ここに、我が国は不戦の誓いを新たにし、世界の恒久平和の確立に全力を尽くすことを改めて誓います。過去を謙虚に振り返り、悲惨な戦争の教訓を語り継ぎ、平和国家として世界の人々との「絆」を深めてまいります。

2012年 野田首相
先の大戦では、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対し、多大の損害と苦痛を与えました。深く反省し、犠牲となられた方々とそのご遺族に、謹んで哀悼の意を表します。
ーー
終戦から六十七年の歳月を経た本日、ここに、我が国は、不戦の誓いを堅持し、戦争の惨禍を繰り返すことのないよう、国際社会の一員として、国際平和の実現を不断に追求していくことを改めて誓います。

2013年 安倍首相
(アジアへの反省なし)
ーー
私たちは、歴史に対して謙虚に向き合い、学ぶべき教訓を深く胸に刻みつつ、希望に満ちた、国の未来を切り拓いてまいります。世界の恒久平和に、能うる限り貢献し、万人が、心豊かに暮らせる世を実現するよう、全力を尽くしてまいります。

2014年 安倍首相
(アジアへの反省なし)
ーー
私たちは、歴史に謙虚に向き合い、その教訓を深く胸に刻みながら、今を生きる世代、そして、明日を生きる世代のために、国の未来を切り拓いてまいります。世界の恒久平和に、能うる限り貢献し、万人が、心豊かに暮らせる世の中の実現に、全力を尽くしてまいります。


さて、安倍首相になってからアジアに対する反省の言葉はなくなりました。

2002年の小泉首相から言われ続けていた「不戦の誓い」。
「不戦の誓い」が出てくる以前はアジアへの反省を述べた後に「先の大戦から学びとった多くの教訓を改めて深く心に刻み」「世界の恒久平和の確立」に全力を尽くすと語っています。

ところが2013年の安倍首相からは「不戦の誓い」はなくなり、
「大戦から学び取った多くの教訓」もなく、
「歴史に謙虚に向き合い」と変わります。
思い出すべきは安倍首相は
『侵略の定義は学界的にも国際的にも定まっていない』(2013年4月23日参議院予算委員会)と語っているという点です。
アジアへの反省も無く言う「歴史に謙虚に向き合い」の中身はどんなものなのか?

あえて歴代首相の式辞を踏襲しなかった点は大問題だと思います。

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靖国発言で賛同の拍手??

站谷 幸一氏の記事「産経新聞の大本営発表:アジア安保会議で靖国に拍手という誤報」
アゴラ(言論プラットフォーム)の記事
を見て、気になったので実際に調べてみました。

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